FXのメリット・デメリット

FXのメリット

株取引も外国為替も直接取引することは出来ません。
株式は証券取引所を通じて取引しますし、外国為替は取引会社を通じて取引することになります。
仲介してもらうわけですから、手数料がかかります。
この取引手数料は取引会社によって変わりますが、無料に設定している会社が多いです。
取引会社はスプレッド(売値と買値の差)で利益を出すことになりますが、これも格安です。
また、株取引に比べて為替の値動きは少なくリスクが少ないともいえるでしょう。
例えば、株式の取引は会社の不祥事などによって大暴落することはありますが、急に1ドルが20円になることはまずありません。
外国為替は24時間取引できます。
これは、取引所が設置されているわけではなく、それぞれの金融機関がインターネットを通じて取引しているためです。
さらにFXでは高いレバレッジをかけることができますので、少額の資金でも比較的大きな取引ができます。

FXのデメリット

買った外国通貨のレートが上がれば得をしますが、逆に下がれば損をしてしまいます。
このときレバレッジを高く設定できることもデメリットに変貌します。
元手が少なくても多額の取引ができる一方、多額の取引をした結果レートが下がり、多額の損をしてしまうケースもあります。
レバレッジをかけるために取引会社に預けるお金を証拠金と言いますが、FXには証拠金を上回る損害を出さないための仕組みがあります。
ですがレバレッジや取引の動向によっては、証拠金以上の損害が出ることもありえます。
FXは暴落のリスクは株よりは低いですが、それでも暴落の危険があります。
購入した通貨を使っている国の政治状況が不安定だったり、テロや戦争などにより短時間で為替レートが変動することもありますので、常に動向をチェックしましょう。
ですが、取引量が少ない通貨の場合、新聞やテレビで情報を集めにくく取引のタイミングを掴みづらくなるのも注意が必要です。